ヘルパーが行うべきネイルケアとは?
「節度を守ったネイルケアや自爪ケアは、ヘルパー自身のためにも利用者のためにもなりますよ。」
という事をお伝えしたいと思います。
ヘルパーはむしろネイルケアを積極的にした方が良い理由
ヘルパーをしている皆さんなら良くご存じの通り
ヘルパーは何の対策もしないで手や爪を滑らかな状態を保つことは不可能だからです。
なぜなら職業柄、極端に手荒れをしやすい環境にある為です。
これがヘルパーだからこそネイルケアを積極的にしていった方が良い理由の1つ目です。
すこし手荒れの原因になる項目をあげてみましたので見ていきましょう!
ヘルパーの手荒れの原因
たびたび手を洗うから
毎日利用者宅に訪問し、基本的に訪問するたびに手を洗います。
その為、別業種の方に比べて手を洗う回数がかなり多いです。
手を洗う事が多いと乾燥しやすくなり、皮膚が硬くなりやすいです。
手の消毒をするから
消毒液を使うことが多いです。アルコール消毒を持ち歩いているヘルパーも多いでしょう。
当然ながら消毒液により皮膚が弱くなりやすいです。
お湯を使うことが多いから
料理や掃除、清拭、入浴介助などお湯を使う機会が多いです。
お湯は皮脂が流してしまうので、やはり乾燥し皮膚を弱めてしまいます。
ゴム手袋を使うことで蒸れるから
排泄介助や掃除の時にゴム手袋を多用します。
ゴム手袋は通気性が悪いため手荒れにつながります。
などなど、他にも要因は多くありますが思いつくだけでも手や爪が荒れる要因がこれだけあります。
このようにヘルパーは非常に手荒れしやすい環境にあるんです!
ヘルパーのネイルケアは「美しく飾ること」が1番の目的ではない
ヘルパーがネイルケアをする1番の目的は、爪を美しく飾るということではありません。
少しさっきの所でも触れているのですが
「介護中に利用者の皮膚を傷つけないために必要となる爪のケア」が大きな理由なのです。
爪や指先にまつわるトラブルを解消できる実用的な4つの方法
利用者の皮膚を傷つけないための実用的な爪ケアは4つあります。
自爪のケア
自爪がガタガタだったり滑らかでない場合、爪磨きなどで爪の凹凸をなくして滑らかにすることで皮膚に触れた時も違和感がありません。
市販やネットでも購入できる爪磨きはたくさんあります(荒削りから滑らかにしていき、艶を出すまでの3~4ステップなど)
ファイリング
爪がひび割れやすい、爪が薄い、爪切りではきれいに切れない場合、専用のファイルで爪を整えることが必要です。
ネイルサロンでは、「爪切りは爪を痛めるからタブー」とされています。
ファイルングを使うようになると、爪切りによるひび割れなどがなくなり爪にあたった時も皮膚を傷つけにくいです。
オイルケア
爪が乾燥によって荒れたりする状態でも、爪にオイルをすり込むことでケアできます。
乾燥を防げて潤いをキープできるので便利です。
ささくれはカットして保湿
ささくれになりやすい人は、ささくれを無理に引っ張ると血が出たりすることがあります。
血が出た状態は衛生的にもよくありません。
爪の生え際のささくれがあったら爪切りでカットしてクリームなどをすり込んで保湿することをこまめにするケアが良いでしょう。
ヘルパーさんにおすすめネイルケア3選!
ヘルパーのネイルに対しての考え方やルールは事業所によって違いはあると思いますが、そのボーダーラインを意識しながら上手におしゃれをしていければと思います。
やっては駄目なことをバレないようにするのではなく、工夫することが大切です。
ヘルパーの指先ケア3つを紹介します。
ネイルサロンで「艶なしマット仕上げ」
ヘルパーが所属する事業所によっては爪の艶もだめ!というところがあります。
ネイルサロンで艶を出さないマット仕上げをしてくれるお店があります。
3週間良い状態が続くので、爪の定期的なメンテナンスとして通うのもオススメです。
「艶出しネイル美容液」でセルフケア
素爪のままだと弱い場合も、週2~3回の塗布でほんのりと艶のでる爪がキープできます。
メリットとしては、いつでも自分でケアができることですね。
ただし、長持ちはしないのでこまめなケアが必要になります。
ネイルサロンで「透明なジェルネイル」
ジェルネイルの良いところは、爪の補強になることです。
事業所によっては「ジェルネイルなら派手にならなければOK」というところも結構あります。
介護をしていて爪がひっかかり利用者のデリケートな皮膚を傷つけないよう守ることにもなりますからね。
そこは、上司と相談できればOKになることもありそうです。
まとめ
今回はヘルパーだからこそネイルケアを積極的にしていった方が良い理由について解説しました。
- ヘルパーは極端に手荒れしやすい環境にあるためネイルケアは大事
- ネイルケアや自爪ケアは利用者のデリケートな肌を傷つけないために必要
まとめるとこの2点が大きな理由になります。
利用者だってガサガサの指先で触れられるよりも、指先まできれいな人にお世話されたほうが気持ちいいでしょう。
もちろんヘルパーも女性なので、きれいにしていたいと思うのは自然なことです。
このようなことから、派手なネイルをすることができなくても、指先や爪のケアは必要だということがわかりましたね。
ヘルパーだからこそ、ネイルケアなどおしゃれも楽しみながらモチベーションをあげてがんばっていきたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!