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サービス提供責任者は男性でもできるのか?3つの強みを解説。

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女性が多い訪問介護で、日々健闘をしている「男性」のサービス提供責任者も意外といます。

男性のサービス提供責任者は苦労することも多いですが、独自の強みもあります。

 

今回は現役の男性サービス提供責任者である私が

  • 苦労すること
  • 強みになること
  • 必要なスキル

の3つを解説します。ぜひ男性でサービス提供責任者を目指している方は参考にしてくださいね!

 

 

男性サービス提供責任者はなぜ苦労することが多いのか

 

一番の要因は結局のところ「女性の多い職場」だからです。

ヘルパーやサービス提供責任者は比較的女性が多く、サービス提供責任者を複数人配置している事業所で、男性のサービス提供責任者が1人だけということもあります。

 

女性が悪いわけではないですが、ヘルパーをまとめる役割でも、男性は気を使ってしまいます。

時にはヘルパーや他のサービス提供責任者に対して注意しなければいけない場面でも、一歩引いてしまうことがあり、自分の意見を通すことが難しくなってしまいます。

そんな男性のサービス提供責任者は、肩身が狭いおもいで仕事をしなければならないとおもいがちですが、逆を返せば「重宝される人財」なんです。

強みを理解して、必要スキルや適切な対応を抑えれば、周りから頼りにされる存在となります。

 

男性サービス提供責任者の3つの強み

 

女性が大半を占める事業所の中で、男性のサービス提供責任者が重宝される理由を具体的に見ていきましょう。

 

① 新規の相談で、男性の利用者さんを依頼される事が増える

新規依頼の利用者が男性であった場合、男性のサービス提供責任者なら心を開くということがあります。

そういった理由で、ケアマネジャーから「あの事業所には男性のサービス提供責任者の〇〇さんがいる」と、真っ先に相談の連絡がきます。

ここから関係性を深めていけば、ケアマネジャーからの信頼は厚くなり、「男性」だからこその地域で必要な人財となることができます。

 

② 難しい身体介助の対応ができる

身体が大きい利用者さんの「移動介助」「排泄介助」「入浴介助」など、なにか不測の事態が、起きた際でも対応しやすい「力のある男性」に安心して相談依頼をされるケースが増えてきます

男性のサービス提供責任者が、直接介助をすることもありますが、基本的にはヘルパーにお願いをします。

身体が大きい利用者の介助中に、緊急事態が起きた際には、男性に助けてもらえると、安心して介助ができるようになり、頼りにされることも多くなります。

 

③ 男性だからこそ相談できることもある

女性のサービス提供責任者には相談しづらいことも、男性のサービス提供責任者には話せることもあります。

職場での女性同士の人間関係や、男性の利用者の相談、身体介助のアドバイスなど多岐に渡って相談できる環境があると、ヘルパーも安心して働くことができます。

 

まとめ

男性のサービス提供責任者特有の悩み・課題はありますが、強みになることもたくさんあります。訪問介護は今後ますます需要があがり、間違いなく男性のサービス提供責任者が必要とされてきます。

ストレスフルになってまで仕事を続けることはありませんが、この特有の強みを自分自身から引き出し、今からできることを見つけていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。