訪問介護の暑さ対策。熱中症に注意しましょう!
訪問介護をする中で特に厳しい季節は夏です。
特に湿度の高い日本の夏に、自転車で移動するだけでも熱中症のリスクが上がりますよね。
さらに、お年寄りや障害をもたれている方は、比較的エアコンの風を嫌うことが多いようです。
そんな時、ヘルパーの熱中症対策は必須です。ヘルパーの仕事は利用者様の生活を支えているので穴をあけるわけにはいきません。
最近では様々な冷感グッズも出ていますが、みんなどんなふうに対策をしているのでしょうか?簡単にだれでもできることを中心に見ていきましょう。
訪問介護でできる暑さ対策
移動手段は、自転車、徒歩、電車、自動車、バス、などあらゆる方法があります。
夏場は炎天下での移動だけでも熱中症のリスクが高まります。
さらに、エアコンのない家、エアコンのない部屋の掃除、エアコンをつけたがらない利用者さま、入浴介助、など様々なお宅があります。
ヘルパーの都合で暑い環境を変えることはなかなかできません。
そんな環境でもできる暑さ対策があります。熱中症のリスクを減らすためにも、しっかりと把握しておきましょう。
◆ユニフォームを替える
汗ばんだ衣類を替えることで、ベタつきなどの不快感などから開放されます。
ユニフォームを涼しいもの(冷感素材)に変える
ユニフォームが決まっている事業所があれば、そうでない事業所もあります。
ユニフォームに規定がある事業所であれば、上司にかけあって冷感素材の導入も提案することもできます。
規定のユニフォーム出ない場合は、自分で冷感素材の衣類を選ぶことで不快感を減らす
ことができます。
着替えをもっておく
午前中着たものを脱いで、着替える。汗をたくさんかいたら着替える、だけでもさっぱりします
◆クールダウンできるものを持ち込む
実際に首を冷すことで暑さ対策になるものや、冷感でひんやり気持ち良いものまであります。
自分の好みで用意しておくことで快適に仕事ができます。
冷感タオル
濡らして首に巻くタオルタイプや、触るとひんやりする冷感素材のものもあります。
濡らして振りまわすと冷えるタイプのものまであります。
クールネックジェル
冷凍庫で冷やしても固まらないタイプのジェルが入っています。
冷感スプレー
出かける前や間でスプレーするだけでかなり爽やかになります
汗拭きシート
汗がベタつくだけでも不快なので、ミント系のシートで拭くことでさっぱりします
◆日除け
移動中は日除けが必須です。
帽子
ツバの大きいものや、首もガードしてくれるタイプのものもあります。
日傘
自転車に設置するか、邪魔にならなければ日傘で日除けできます。
◆水分補給
汗をかいた以上に補給しないと熱中症のリスクが高まります。
カフェインの入ったお茶などは利尿作用で身体の水分を無理に出してしまうので吸収の良いノンカフェインが理想的です。
お水やスポーツドリンクなどの水分補給
訪問中たくさん汗をかく場合は、飲み物をスポーツドリンクや経口補水液にすることもオススメです。
OS-1などの経口補水液は身体に吸収されやすく、汗で流れてしまったミネラルや塩分も効率的に補給できます。
経口補水液の飲み方は、早めに、こまめに、常温で、ゆっくりと、飲むことです。
◆扇風機
空気が動くだけでも、不快指数は減ります。
首掛け式携帯扇風機 ハンディファン
冷房、扇風機のない環境でとても便利です。
首にかけておくと涼しい風がきて快適です。
◆訪問ルート
移動中に少しでも暑さ対策をすることで熱中症のリスクや体力の消耗を減らすことができます。
自転車や徒歩の場合、炎天下の下で歩くのか、木陰や地下道などを通って歩くのかで、暑さや汗の量も変わってきます。
日陰ルート、地下道などのルート
同じ道を移動する場合も、日陰がある場所を通るのか、地下道や直射日光を浴びない道を通るのかでも、かなり違いがあります。
事業所で共有ルートを作っておけば、少しでもヘルパーの消耗を減らせます。
熱中症予防のためのアプリ
最近では、熱中症予防のアプリをスマホにインストールして使うことができます。
その日の気温や湿度の変化も把握できるので、あらかじめ予測をして対処することができます。
最後に
ヘルパーの暑さ対策でできることは、たくさんありましたね。
利用者様の生活を支えるためには、ヘルパーも予定通り訪問しなければいけません。
暑いだけでも消耗する夏に、バテてしまわないように事前に準備しておきたいですね。
私自身、夏の訪問介護はすごく深いで苦痛でしたが、最近は便利がグッズなど充実してきたので、不快な感じや体力の消耗が抑えられたら、なんとか乗り切れました。
夏を元気に乗りきりたいですね。
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